ノマドツーリズム

 ノマドワーキングが可能にするライフスタイルの可能性と現代社会の課題解決を、楽しみながら具体的にイメージして検討しておくことで、社会により良い変化が誘導されやすいのではないかと考え、提起しています。

 ノマドワーカーのみならず、長期間の休暇を取って車中泊しながら旅をする人達や、老後車中泊により全国を旅している人達なども含め、旅をしながらサステナブルに生活する方法やその受け皿となるサービス、地域経済の活性化といった利点等について検討してみようと思います。

 ひとまずはノマドワーカーやテレワークに関係する情報や提案を中心に記載していますが、じわじわ作りこみ、様々な角度から有益な情報を順次追加していければ、と思います。


 さあ、これからどこに行って、どんな風に仕事しようか!?
と考えるだけでも、ワクワクしませんか?

 現在のところ、実際にこういうライフスタイルを楽しめる人は限られると思いますが、PCで仕事を片付けられる職種であれば、導入はそれほど困難ではなく、自他共に様々なメリットが生まれるものとみじんこ総研は考えています。

 遊牧民族としての生き方、想像してみる価値があると思います。


 おそらく政府のテレワーク施策の成果イメージと近い部分が多いのではないかと思いますが、みじんこ総研が勝手に提唱する「ノマドツーリズム/ノマドワーキングツーリズム」という視点から検討し、妄想を暴走させてみました。


背景

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 少し前に、首都圏直下型地震や北朝鮮からのミサイル等のリスクを分散させるため、首都機能移転が議論されていました。
この頃から、行政レベルのIターンの取り組みも本格化したようで、人や企業を積極的に地方に呼び込もうという動きや施策が頻繁に見られるようになりました。

 当時、既にIT業界では、ネット環境さえあればどこででも勤務できる状況にある人が結構いて、こういった人たちや企業による、過疎地や山間部の農村への移住や拠点の開設の成功事例が生まれ、ちらほら取り上げられていました。

山間部への移住

山村はとても魅力がありますが、きっと楽で便利ではなく、当然夜も早いと思われ...

 しかしながら、当時の社会には、大都市部を離れたくないという気風が今より強く、「たまに旅行に行くのはいいけど、永住するのはちょっと...」「親の面倒見れなくなちゃう」「友達と会ったり飲んだりできないし」「遊べないし、新しい出会いが無くなっちゃうよ!」等の理由で、Iターンを実施した人は非常に少なかったのではないかと思います。

 現在でも、このような個々人の都合があるので、田舎などへの移住希望者が大幅に増加することは無いかと思いますが、仕事にしてもプライベートにしても一日中PCやスマホをいじるばかりで(当時もそうでしたが現在は市民権を得て完全に定着したように感じます)積極的に外出して飲食や買い物を楽しまなくなった(Amazonとかで済ませますもんね...)現在の一般的なライフスタイルを再考すると、当時ほど大都市志向は強くなく、地方や田舎での生活自体への抵抗は大分減少したのではないでしょうか。

ノマドのフットワーク

 さらに、断捨離ブームで物を持たなくなりフットワークが軽くなっていることや、結婚や家庭を持つことにこだわらない価値観に変化し ていることにより、引っ越しや生活の拠点を変えることへの抵抗も今や相当小さいのではないかと思います。また、テレワーカー達にとっては、都心の喫茶店で席を取り合い疎まれながらノマドするより、むしろ、絶景や、温泉、グルメを楽しみながら、田舎の素晴らしい環境で気分転換しながら仕事をする方が、よほど健康的で幸せなライフスタイルを手に入れることができて良いのではないでしょうか。

一日の終わり

一日中白々しい灯りの事務所で時間もわからず機械のように働いて感じるのは、朝と夕を祝福し時間の移ろいを感じながら、一日をちゃんと味わって生活することの尊さだったりします。

 ここで、地方としてはやはり、永住させることで永続的に税収が得られ、経済や社会構造も安定する「Iターン」を望むことかと思いますが、これには個々人の、親の世話や実家の墓をどうするかなどといった都合がある以上、ほどんどの人にとって無理だと思います。
 また、地域活性化のために貢献してあげたいという思いがあったとしても、よく知らない地域の為に、たった一度の人生の残りの全てを捧げ、骨をうずめようとまで思う人がどれほどいるでしょうか。

これではうまくいきませんよね...

「永住さん、いらっしゃ~い♡」

 ならばいっそ、永住させることに固執せず、ぶらりと現れ、気が向くまでその土地を楽しませるような受け入れ態勢を作り、ノマドワーカーのような「遊牧民族」を見込んだ飲食・宿泊を含む「ノマドワーキングツーリズム」を充実させ、地域経済の活性化を図った方が、よほど現実的であり、ひいては日本全体を魅力的で楽しくできるのではないでしょうか。


土地には、人と同様に、それぞれの個性や独自の魅力があります。

一生かけてノマドしてみても、日本中全てを知り尽くし味わい尽くすことは不可能でしょう。


 その中で強い魅力を出せた地域は当然活性化しますが、そうでない地域にも、人が通ることで一定の消費が生まれ、適切な地域活性化の努力は報われるようになるため、日本全体津々浦々まで健全に(均等という意味ではありませんが)人や経済の血液が行き渡り、地方の社会経済システムが抱える根本的な問題の解決や緩和に繋がるかも知れません。


気ままに移り住む

 Iターンが実施できるのは、家族や友人等これまでの人間関係や様々な事情に支障が出ない人に限定されてしまいます。

 定住するのではなく、気の向くまま楽しんで好きな土地に居住し引っ越すライフスタイルであれば、単に長旅のようなものであり、容易に実行することができます。



ワークプレイス

非日常性

非日常的な環境や空間の中での仕事は、これまでにない創造性を生み出すことがあります。

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 普段は見慣れた変化のない環境の中で生活や仕事をしているわけですが、旅行で非日常的な美しい風景を見て楽しんだりすると、心がリフレッシュして元気になり、頭はほぐれて柔軟になり、創造的になるのを感じたことはありませんか。

非日常の創造的な環境

 日本語で「レクリエーション」というと、どこか堅く、休日なのに参加を強いられそうな会社のイベントなどを想像してしまうかも知れません。
しかし、本当の意味は、"re-creation"、つまり(心をほぐして自由に羽を伸ばし、創造的な自分を)再生する、ということです。

 これまでは、終身雇用システムを背景として、仕事とは拘束されるものであり、その代わり、安定した給料と、公私を分けた休みが与えられるものでした。

 終身雇用制度がほとんど崩壊した現在、仕事とは、本質的に自己責任で創造し実施するもの、という認識に移行しつつあり、そのためには如何にして仕事の中に創造性を取り込むか、ということが追求されだしたのではないかと思います。

 こうなると、公私は切り分けるものではなく、むしろ、生活の中に仕事を取り込み、仕事の中に遊びや創造性を取り込むことが必要という認識になってきているのではないでしょうか。

非日常の創造的な環境

 けじめという考えも大切ですが、線引きせずに楽しんで打ち込まないと、本当に良い仕事はできないのかもしれません。否定的な意見も多いかも知れませんが、そんな生き方を可能にするのがフリーランスやノマドワーカーだったりします。

 これまでの常識では、非日常を楽しみリフレッシュし、自己をレクリエートすることが可能なのは、ほとんどプライベートに限られていましたが、みじんこ総研では、非日常性を仕事に取り込む、または仕事を非日常空間で行うことで、仕事に創造性を取り込むことができるものと考えています。

 逆にとらえると、これまで変化や創造性のない空間や環境の中で仕事をしてきたものを、非日常的な、ダイナミックな環境で行うと、凄い発想や創造性が生まれる可能性があるのではないでしょうか。


すごい山小屋

エクストリーム過ぎるワークプレイスの例


◎みじんこ総研では、日常が運動づくし、
「バリアフル建築」およびエクストリーム職場を提唱しています。

「エクストリーム職場」オフィス内は最低限の雨風をしのげるようになっており、書類が飛んだり業務中に凍死する危険性を一定程度低減することができます。
通勤、会議参加、トイレ休憩、コーヒーブレークなど、それぞれに高度な登山の技術が要求されますが、お気に入りの場所を見つけると、多分すごく集中できます。肉体と精神は生きるために研ぎ澄まされ、きっと良い仕事ができます。

肩こり、運動不足、怠け癖などとは無縁の世界です。

全域Wifi完備となります。

「んなら自社をこんな風にすりゃいいじゃん?」→「イヤに...決まっとるでしょうが!!」


おつとめ道場

~お寺や神社deノマドワーク!~

みじんこ総研では、お寺や神社をノマドワーキングスペースとして使わせて頂く仕組みを提案しています。

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 仕事とは、結局誰かに「奉仕する事」でもあるのかな、と思うわけですが、仏道や神道における「おつとめ」も、結局誰かに「奉仕する事」でもあるのかな、と思うみじんこ総研です。

 そうすると、真摯に仕事に打ち込むことは、神道や仏道におけるおつとめに通じるのではないか、ならば、神社やお寺は、我を抜き心を込めて、誰かや社会に奉仕するための、おつとめ道場となり得るのではないか、と考えるわけです。

修養をすることと、仕事をすることには、実は通じるものがあるかも知れません。


 現在、お寺といえば、通常時のおつとめの他、法要やお墓の管理運営、さらに、説法や写経体験・瞑想体験などをしていたり、神社であれば、神事、お祓いやご祈祷などをしていたりします。

 神社の場合、元々誰でも気楽に入ることができ、さらに最近の神道ブームもあって、とりわけ大きなお宮は参拝者が多かったりしますが、お寺の場合、檀家以外はちょっと入りにくい雰囲気があったりします。座禅や瞑想体験などは、恒常的な運営の一角というよりも、敷居を下げてお寺に触れるきっかけづくりの為に行う一時的なイベントの性格が強く、檀家を持つこと以外に安定運営の柱を欠いているケースが多いのではないでしょうか。

 そして将来的には、お寺にしても神社にしても、やはり氏子や檀家にばかり頼らない運営方法が必要となるのではないでしょうか。

 このように、寺社の在り方や運営が、現在、社会的な課題となっているのだと思います。

 そこで、みじんこ総研は、寺院や神社でノマドワーカー達の為の「おつとめ道場」を運営することを提案しています。

タカタカ、ターン!!

 ノマドワーカーにとっての見えない課題として、互いの仕事っぷりを気にしてしまうことも挙げられるのではないでしょうか。

 「うぉっ、隣のヤツ気合すげーな!!」「ワシ凄いじゃろ、の?」「できる感出しやがって!」など、心が業火に焼かれ、冷静に仕事に集中できない人も多いのではないかと思います。

枯山水のお庭

 こんな迷える遊牧民達も、枯山水などの庭を眺めると心が鎮まり静観が得られ、また、凛と澄んだお堂で仏様に向き合っていると、乱れない精神と不動心が養われ、きっと仕事に禅定できるのではないでしょうか。

 そんな、一段上のノマドワーカーを育てる修行の場でもある「おつとめ道場」の提案、いかがでしょうか。

 互いを気にせず自分の仕事に集中できるようになると、互いに配慮し合うようになり、さらに成長すると、お互いの交流が生まれ、シナジーが得られたり。
時にお坊さんの説法やイベントを楽しめたり。


ノマドワーカーをしていると、仕事中コーヒーばかり飲んで、なんか健康に悪いかも、と思ってしまうものの、
他のメニューが無かったり、休み時間の切り替えが上手にできず、結局、ダラダラとコーヒーを飲み続けていませんか?

座りっぱなしも健康に良いはずはありません。

メリハリを付けて休憩を取り、ストレッチをして、コーヒーの代わりに抹茶と和菓子を頂き一息つけたりすると、きっと「日本人でよかった~!」って思うのではないでしょうか。

 寺社というのは、身近にありながら、非日常(異世界!?)的だったり隠れ家的な空間だったり、リフレッシュできる場所だったりします。その意味においても、ノマドカフェ「おつとめ道場」は、社会のニーズに合致するかも知れません。


ノマドカフェ

ノマドワーカーのワーキングプレイスの基本はやはりノマドカフェですね!

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「ノマドカフェ」や「ノマドワーカー」という言葉はそれほど知られていないかも知れませんが、スターバックスなどで仕事をしている人は良く見掛けるのではないでしょうか。

五十鈴川カフェ

こんな魅力的なカフェがノマドワーカーに対応しているといいなぁ (伊勢神宮前 おかげ横丁 五十鈴川カフェ)

 受験生にとっても、学校や自宅以外の勉強の場所といえば、かつては図書館が定番でしたが、最近は喫茶店が人気のようです。
「自宅でやればいいだろうが!!」と思う人もいるかも知れませんが、勉強というものは、ある程度人の目があった方が気合が入ったりします。
同様に、ノマドワーカーも、ある程度人の目のある場所でないと仕事に集中しづらく、特に単身者であれば、純粋な「在宅ワーク」はON/OFFの切り替えが難しいため、喫茶店で仕事をしている人が多いのではないかと思います。

 喫茶店の経営者の側から見た時、一般に、ノマドカフェとすると、客単価が低くなるため、都市部の場合、回転率が低ければ採算が取りづらくなります。
その反面、都心部の業務地区では、仕事や打ち合わせで利用する客がほとんどのため、ノマド(対応)カフェでないと成り立ちにくくなります。

 このため、都市部では喫茶店を計画する際、ノマドワーカーをターゲットに含めるかどうか、判断が非常に難しいところだと思います。

 あのスターバックスでさえ、店舗の立地により、Wifiの有無や電源席の整備状況が異なり、方針を変えているのがわかります。

 しかし、田舎であれば、地代や人件費が安く、飲食店が満席となること自体、ほとんどありません。このため、レストランなどを兼用していれば、コーヒー一杯で長居するノマドワーカーも、食事客の空いた席を埋めてくれるありがたい存在となり、さらに、田舎のため他に食事できる場所は限られてくるため、ノマドワーカーによる食事の注文も期待できることになります。


地元グルメ

ノマドワーカーにとっては、田舎の値段でしっかりとした料理が食べられ、さらに、地元の特徴があるメニューがあれば、その土地を満喫することができます。

また、ノマドワーカーが大都市の水準の所得を維持している場合、物価や食費の安い地域に行くと、かなり贅沢できたりします。

(写真:倶知安「なぎさ」)

電源カフェ

運営者側としては、Wifi、電源、PCでの作業がしやすい席があれば、ノマドワーカーに対応することができます。

(写真:小樽「Sonia Cofee」)


オーベルジュ

専業の喫茶店に限らず、ペンションやオーベルジュなどが日中ノマドワーカーも利用できるカフェとしての営業をすると、とても相性が良いのではないでしょうか。ノマドワーキングツーリズムが普及したら、ですが...


地方都市のノマドカフェ

積極的に新しい試みをする地方都市では、時折とても面白いノマド対応のカフェを見つけることができます。

Cafe White ランチカレー

Cafe White(小樽):建築家のオーナーが歴史的建造物の岡川薬局を買い取り、リノベーションしたカフェです。

地元ポークのカレーは、とろ~り濃厚です。

吹抜けの空間には、随所に遊び心溢れた仕掛けがあります。

Cafe White/岡川薬局
Gold Stone Cafe

Goldstone Cafe(小樽):渋沢倉庫をリノベーションしたカフェです。お店の人はとても感じが良く、スイーツのメニューも人気です。

カフェであり、レストランであり、バーであり、ライブホールであり...


注意点

 ノマドカフェの利用に際して注意すべき点として、営業時間、混雑状況、電源・Wifiの有無の確認の他、そもそもノマドワーカーを受け入れる姿勢があるかどうかの把握が大切です。禁止はされていなくても、混雑時は長居やノマドワークを遠慮して欲しい、といった店側の都合を感じ取り配慮することも、誇り高きじぇんとるノマドワーカーが保つべき心得かと考えます。

 お気に入りのカフェと互いにサステナブルで良好な関係を築き、素敵なノマドライフを楽しみましょう!


おやど

 修善寺に逗留しながら小説を執筆した川端康成などかつての文豪達のように、高級な旅館に滞在して仕事をするのは憧れますよね!

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日本旅館

 しかしながら、ちゃんとした旅館などに泊りながらノマドワーク旅ができるリッチなノマドワーカーは、かなり限られるでしょう。

ノマド向けペンションあるかな

ノマドワーカーが逗留しながら終日仕事をすることが可能なペンション等の宿泊施設があると良いですよね。仕事をしたり、気分転換に周囲の環境を楽しんだり観光したり。

 都市部のビジネスホテルなら、ノマドワーカーのニーズにばっちり対応できそうですが、リフレッシュや創造性を求めるノマド旅は意味を失うかもしれません。


海の民宿

オフシーズンの民宿や食堂も、ノマドワーカーに対応していると良いですね!
店側は閑散期の収益を得られ、
ノマドワーカーは、美味しい料理を食べたり、なごむ田舎を楽しめたり。
時に、釣りをして気分転換。考えただけで楽しいです!


ノマドツーリズムを見込んだコワーキングスペース

旅の途中のノマドワーカーにとって、確実に仕事ができる場所があることは、安心してその地域を訪問できる理由になります。

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 「ノマドツーリズム」に普及の兆しが見えたなら、地域の公共施設などをコワーキングスペースとして整備すると(Wifi、電源、机、飲み物を備える程度ですが)、そこが目的地ではなくとも、ノマドワーカー達は安心してその地域に出向くことができるようになります。

道の駅MEETSノマド

公民館や廃校の校舎、古民家、道の駅などを活用すると良いかもしれませんね。

 このようなコワーキングスペースは、道の駅であれば、一般利用者向けのカフェテリアのカウンターの席などをそのままあてがうこともできます。
また、ある程度まとまったスペースや会議室などを確保できると、後述するノマドワーカーの交流会や情報交換、協業の場を創ることができ、地域活性化等、より多くの効果を生み出すことができます。


車内

気ままに好きな場所に車を停めて(もちろん駐車して問題のない場所に限られますが)仕事をすることができます。

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車内でのノマド作業は、基本的に、運転席以外の席に移り、シートを後ろにスライドさせ、ラップトップPCを膝に載せての作業となります。
このため、あまり快適な作業環境とは言えません。

便利なシートアレンジ

この写真は日産のラ・フェスタという旧モデルの車ですが、助手席のシートの背面がトレイになっているので、物を置いたりできて中々便利です。

天井の高いワンボックス車やクロカン車は、シートアレンジが多彩な上、作業姿勢を変えやすく、長時間のPC作業が苦痛になりません。燃費が悪いのが困りどころですが...

シートアレンジの良かったパジェロ

ワンボックスやSUVは、多彩なシートアレンジにより、作業しやすい場合があります。

 燃費を気にせず気ままに走り続けられるコンパクトカーはとてもおすすめですが、ハイブリッドやEVは電源を取るのに適しているため、とりわけ、ノマドワーキングに適していると言えます。
 100V電源のコンセント(ホンダの場合複数の車種でオプションにて選択可能だったと思います)を装備していると、PC等やカメラ等の充電ができ、大変重宝します。(シガーソケットからのアダプターは、USB取り出しのものはコンパクトですが、100V対応のものはかなり嵩張ります)


車中泊 with 寝袋

 車に寝袋を積んでおくと、車中泊が可能となり、収入が途絶えない限り続けられるサステナブルな車中泊ノマド旅を楽しむこともできます。(夏は暑くて無理です)
この場合、車種によるシートアレンジが非常に重要となります。ワンボックスやワゴン、SUVは、フルフラットになるものが多いですが、燃費の良いコンパクトカーの場合、フルフラットになるものは非常に限られてきます。

 車中泊では、フルフラットになり、足を伸ばして寝られるかどうかがとても大切なポイントとなりますが、フラットになっても前後の座席間に身体が落ち込む大きなスペースができるため車中泊に向かない車種も多くあります。

ノマドワークにホンダ・フィット

ホンダ車はシートアレンジが秀逸で、フルフラットになるモデルが多い気がします。

FITはコンパクトカーでありながらもフルフラットになり(最新モデルはわかりませんが)、車中泊の際は成人男性でも足を伸ばして寝ることができます。

当然ですがHYBRIDモデルはとても燃費が良いので、ノマドカーには最適かと思います。



そこいらへん

硬派なノマドワーカーなら、魂の声に従い、気に入った場所でおもむろにラップトップを広げるものでしょう!か?

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お気に入りの風景

気に入った風景を楽しめる草原などで仕事をすると、きっと良い仕事ができそうです。

しかし、トイレが無いことが難点です。

私有地や道路上は避けましょう。海沿いであれば、風に舞う砂や塩分によるPCへのダメージに注意が必要です。また、昆虫や野生動物の襲撃にも気を付けましょう。



公園

海外では大人気のワークプレイス・公園。

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ノマド公園

 公園は、トイレもあったりするので、気候が良ければ快適に仕事ができます。
また、お役所お墨付きの場所なので、気兼ねなく利用することができます。

 公園フリークには、わざわざ遠出しないで近所の公園で満足する傾向がみられます。
そうすると、イベント感やノマド感に欠けるため、イマイチ気持ちがあがらず、誇り高き遊牧民族にふさわしいワークプレイスと見做して良いか迷うところです。



出会いやご縁

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 旅先には、様々な素敵な出会いがあると、好ましき事に御座ゐます。

出会い

 旅行番組ではよく「素敵な出会いがあった」ことを強調しています。

 しかし、身も蓋も無い事を言うと、実際に旅に出て心温まる出会いをしたという経験がすぐに頭に浮かぶ方は少ないのではないでしょうか。

 旅行中、他の人と交わしたコミュニケーションを思い返してみると、ホテルや飲食店、お土産屋さんなどで、従業員の方とやり取りした程度で、お金を払う側と受け取る側の関係でしかなかったり...

 心のこもったコミュニケーションであれば、これらも当然立派な「出会い」ではありますが、そこに十分な価値を見出すことのできる人は、少数派かもしれません。能動的にもう一歩進み、更なる旅の交流の機会を欲張ってみても良いのではないかと思います。

 そこで、金銭の授受にとらわれない、地元の人や他の旅人との交流の機会を能動的に創ることができると、旅はもっと意義深いものになるのではないでしょうか。

 ノマドワーキングツーリズムという視点からは、ノマド可能のコワーキングスペースや交流会、イベントなどを計画することにより、地元や異なる地域のノマドワーカー同士の交流や情報交換、協業の場や機会を創ることができます。
そして、このような交流は、地域内での、または、地域を超えた起業や事業化のきっかけともなり、地域経済の活性化を強く促す効果があるのではないかと考えます。

 みじんこ総研では、こういったノマドツーリズムの出会いや交流をサポートする仕組みを検討中です。


遊牧民族化のメリットと課題

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ノマド化することやテレワークについてのメリットや課題を挙げてみます。

メリット

  • 楽しい!
  • 生活を、旅の延長とすることにより、QoL(生活の質)を向上させることができるのではないかと思います。

  • 仕事を創造的にする
  • 自立心が生じる
  • 人によりますが、組織の中にいると、互いに依存し合い、物事のありがたみがわからなくなり、人間関係や組織、仕事の質が低下することがあります。
    旅を続けていると、セルフマネジメントする意識が要求されるため、否応なく自立した視点となり、道理を正しく認識しやすくなります。

  • パーソナルスペースや密度
  • 人により、心地よくコミュニケーションでき、健全な人間関係を構築できる互いの距離感や人間関係の密度というのは異なります。
    あまりこだわるべきではありませんが、ノマド旅に出られる環境であれば、人間関係に健全な距離感を保つことができます。

  • 災害時の避難生活への切り替え
  • 車中泊に慣れておくことにより、災害時にすんなり車中泊生活に移行できます。

  • リスク分散
  • 都市部への一極集中は、直下型地震等の災害時に、非常に大きな被害を受けるリスクがありますが、テレワークによりこのリスクを分散することができます。
    また、インフルエンザ等、人口過密による感染を起こしにくくします。

  • 地域経済活性化
  • 都市部の通勤ラッシュの緩和

課題

  • テレワークの労働時間や業務評価
  • 拘束時間による雇用契約の場合、どのように勤務状況を確認するか、など。

  • 連絡・連携
  • 直接会わないことにより、コミュニケーションの頻度や精度、深さが低下する

  • 職種による適性
  • 職種によりノマド化の可否や適否が分かれてしまいます。逆に、テレワークが浸透したら、非テレワーク手当が付くようになったりして...
    ローテンションでテレワーク可能の業務を担当する手もありますね。

  • 人間関係
  • 日頃同僚と顔を合わせなくなるため、お互いが疎遠になる(仕事の人間関係はプライベートと違って線引きすべき面もあるとは言えますが)
    また、一定以上の寂しがり屋さんには辛いかもしれません。その分、ノマド先で人間関係を構築したりコミュニケーションを育める仕組みがあると楽しそうですね。

  • 自律・自制
  • 自律・自制が苦手で旅が嫌いな人は、管理・監督してくれる人がいない環境ではだらけてしまうため、ノマドワーキングは不向きかもしれません。

  • 物資の受け渡しが困難
  • 山間部等での災害
  • 都市部での被災リスクは軽減されますが、水害の多い山間部等は滞在者が増えることにより被災リスクが増大します。
    道路が分断されると、陸の孤島となり、孤立したり、帰宅困難者となってしまう可能性があります。

  • 燃料の高騰
  • ガソリン代が急に高騰すると、移動が困難になります。

  • 自動車事故の危険性の増大
  • 道の駅等の利用マナーの低下

まとめ

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 政府のテレワークの施策が求める生活スタイルを、さらに発展させて妄想すると、色んな可能性が見え、とても楽しいです。
旅や移動を望まない人は、もちろん従来のライフスタイルを維持することができますが、それでも通勤ラッシュの緩和等のメリットを享受することができます。

 近年、「爆買い」「迷惑」「オーバーツーリズム」というキーワードが踊り、海外からのツーリストへの感謝の言葉はほとんど耳にしたことがありませんでした。
しかし、海外からの観光客が激減した現在、何だかんだ言っても彼らによって確実に大きな経済効果がもたらされていたことも認識されるようになるのではないでしょうか。
 2020年の東京オリンピックが成功しなかった場合、外国からの旅行者が減少した状況が続くかも知れません。そうすると当面、国内旅行の活性化が望まれます。もちろん、コロナウィルスの終息状況を観察してからでしょうけれども、ノマド(ワーキング)ツーリズムの活性化が、これからの日本の未来に、大きな意義をもたらすものと、みじんこ総研は考えています。

 現在のところ、ノマドワーカーも、車中泊のノマドツーリスト達も、社会的にグレーゾーン的な立ち位置に居るようです。
時に迷惑な目で見られたり、時に推奨されたり。青信号なんだか黄信号なんだか...
 ノマドワーカーやノマドツーリストとしてはマナーを守り、周囲に配慮する意識が大切です。同時に、受け皿となる社会としても、来るべき社会構造の変化として認識し、器を大きくして柔軟に対応することが大切であり、このことが、より良い未来の創造や社会的なイノベーションに繋がり、また、ビジネスチャンスを創ることにも繋がるのだと思います。

 色々な課題はあるにせよ、このようなライフスタイルが一般的になると、地域経済の活性化等、社会の利益のみならず、実施する人々の生活が自由でとても面白いものになると思いませんか?
 人は起きて活動している時間の大部分を仕事に充てています。仕事とは一般に、人生の大部分を占めるものですが、美しく刺激的な環境の中で仕事ができると、仕事の成果だけではなく、人生そのものの幸福度を上げることができると思いませんか?

 2020/2/25現在、コロナウィルスの感染者数は増加し続けていますが、近代社会のパンデミックは、人口過密が背景にあるとも聞きます。
現代社会では、物流や技術の恩恵により、食料を含む物資を全く生産しない都市部でほとんどの人の生活が完結でき、一見サステナブルであるように見えます。
しかしながら、エコシステム(生態系)として見た時に、現代社会の構造はサステナブルではないのかも知れません。

 楽しんでサステナブルな社会を実現する、「ノマド(ワーキング)ツーリズム」、そして「1億総ノマド化」。
1億人は大げさでしたが、可能ならば皆様もそんな生活を妄想してみてはいかがでしょう。


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