みんながずっと涼しい、画期的な扇風機&空調用送風システム「多方向送風ファン」(特許出願中)

多方向送風ファン タワーファンとエアコン


これまでの扇風機 ~ 暑い夏と人類の戦い

 これまで、何人かで扇風機に当たる時、首振り機能が用いられてきました。

従来の扇風機やタワーファンの首振りによるフラストレーション

しかし、暑っつい中、扇風機は、なかなか自分の方を向いてくれません。
やっとこっちを向いてくれたと思いきや、すぐにそっぽを向いてしまいます。

これまで人類はずっと...扇風機が自分の方を向いてくれる順番を待ち続けてきました。

でも、もう、大丈夫です。「多方向送風ファン」は、ずっとあなたを冷やし続けてくれます!

多方向送風ファンの説明


多方向送風ファンとは?

 同時に多方向への送風が可能な、とっても快適な送風システムです。
 複数の人に対して同時送風可能なため、各自が首振りを待つことなく、コンスタントに涼風を浴びることができます。

 みじんこ総研が誇る数々の発明・技術アイデアの中でも、「中々良いではないか!!」と自負するソリューションです。

 タワーファンの他、卓上扇風機、空調機、その他の器具を構成することができます。


しくみ

 鉛直の同軸上に、モーター、ファン、自由に回転可能な複数の吹出シェルを配置し構成されています。
 任意の複数の方向に対して同時に送風可能なシステムを、ファン・吹出シェル・筐体の構造の組み合わせにより、様々に構成することができます。

多方向ファンの構造

 上の図は、タワーファンタイプの中でも、風量が大きく風が遠くまで届きやすい、みじんこ「推し」のタイプです。


いろんなタイプ

 「多方向送風ファン」に関する、みじんこ総研の特許出願中・研究中の技術には、様々なバリエーションや応用方法が含まれます。
 これらを組み合わせることにより、数多くの用途に対し、最適なソリューションを提供することができます。


二重反転ファンによるタワーファン

 単体では静圧の小さな軸流ファンですが、反転機構を介して二重反転ファンを構成すると、大きな静圧・風量を得ることができます。

二重反転ファンによるタワーファンの構造

 さらに、上図のように、二重軸構造とすることにより、上下に二重反転ファンを構成でき、より大きな風量を得ることができます。


卓上ファン

 食卓や机を囲む人たちがみんなで涼める卓上ファンです。
 斜流ファンにより、コンパクトでありながら大風量の送風が可能となります。

コンパクトな卓上ファン

空調設備機器

 多方向送風ファンは、エアコン室内機にも適用することができます。

かっこいいエアコン~多方向吹出システム

従来の室内機には一般にクロスフローファンが用いられてきましたが、高静圧な遠心ファンまたは斜流ファンを適用することにより、吹出口を細くてかっこいいスリット状のデザインとすることができます。洗練された空間、おしゃれな空間には是非選定して頂きたいです。

 従来の室内機の吹出範囲は、天付式、壁付式共、一定の範囲に限定されていましたが、多方向送風ファンの構造を適用することにより、任意の方向への自在な送風が可能となります。

 送風を一か所に集中させることも可能なため、最小限の空調能力で最大限の冷暖房効果を生み出すタスク空調が可能となります。また、吹出リングをアクチュエーターにより駆動させ、人感センサーと組み合わせることにより、複数の在室者に対し、吹出空気を追従させ、在室者の位置や状況に合わせた最も理想的なバランスによるタスクアンビエント空調を実現することができます。

多方向吹出システムのリモコン

リモコん。



フェイス吹出タイプ

 天井付エアコンは、側方吹出タイプのみではなく、フェイス(天井面下に表出する底面)からの吹出タイプとすることもできます。


間接照明を兼ねた多方向吹出システムのフェイス吹出タイプのエアコンへの適用

照明器具を兼ねると、天井の設備機器をスッキリまとめることができます。(内照式照明・直接照明・間接照明)



多方向吹出システムのフェイス吹出タイプのエアコンへの適用 構造解説

吹出口まわりを除く構造のほとんどは、従来の天井カセットエアコン(遠心ファン・斜流ファン方式)の構造をほぼそのまま転用できます。
※小型化を図る場合、熱交換器のフィンは省スペース化のため、円環・円板状とすることを想定しています。


 さらに、エアコンの室内機に限らず、ファンコイルユニット等の空調関連機器にも適用することができます。



技術事項

 送風機の特性(送風量・静圧差)や、風道、吸気口、吹出口による圧力損失(空気抵抗)等の条件により、最適な構成は異なります。

隙間からの吸気

 上図の例では、吹出シェル間に吸気口を設けることにより、吸気の圧力損失を低減し、風量および風速(風の到達距離)の向上を図っています。

 クロスフローファンとする場合、隣接し合うシェル間の吸込・吹出気流同士の干渉が大きくなるため、基本的に、シェル同士の回転角制限機構やランナー間ダイヤフラム、干渉防止板の設置等の対策が必要となります。

 フレームは、鉛直リブ・シェル摺動スライダーを含む水平・鉛直メンバー、および、ブレース材を要素として面内にトラスパターンを形成させたメッシュ状の円筒フレームを基本とします。



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